弊社代表の塩田が、一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)様主催の研修にて講師を担当いたします。
どなたでもご参加いただけるオープンセミナーとなっております。是非多くの方にご関心をお持ちいただけましたら幸いです。
以下、JUAS様のサイトからの抜粋です。
セミナータイトル:できるところから始めようBABOKプラクティス (4117262)
開催日時:2017年10月18日(水) 10:00-17:00
参加費:JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込・テキスト込)
本セミナーでは、プロジェクトを成功させるために、普遍的な知識としてのBABOKに基づき、その体系的知識における位置づけを理解しながら、プロジェクトライフサイクルの中における最も重要な要求開発と要求マネジメントの局面における実務実行のヒントを、講義と演習を通したディスカッションにより身につけていきます。
この研修により、俯瞰的な“要求”に対する視野を身に着け、その中で最もプロジェクトに対するリスクになりやすい項目について重点的に学習することで、すぐにプロジェクトの現場で活用できるプロジェクトの企画や要件定義等を成功させるヒントを身につけることができます。
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プロジェクトが大きく失敗する原因としては、ほとんどのケースがどう作るかではなく、何を作るのかという要求開発の問題に起因します。この問題に対処するために要求開発の業界標準であるBABOK(※Business Analysis Body Of Knowledge)が作られましたが、それが非常に有効なフレームワークであるにもかかわらず、それをどう適用していくかで悩む方も多いようです。
これは、BABOKがBOKと名乗っている通り、様々コンテキスト(固有の環境や状況)に汎用的に適用・応用できる知識の体系を目指していることから、特定のコンテキストに依存する作業の具体的な手順や詳細な適用方法は、意図的に含めていないことにあります。特定の状況や技術環境において活用できる手法や方法論はより具体的な記述を含んでいますが、それを獲得しても、環境や技術が時代と共に変わることによって、適用できなくなります。つまり、知識としての賞味期限が短いと言えます。
様々な環境においても常に安定的に成果を発揮し続けることができる人材は、必ず普遍化した知識を体系的に身につけており、それを特定の状況の現場に適用できる力を持っています。知らずになんとなくうまくいっているという状況は、本来あるべき全体を正しく理解した上で、特定の環境にあるプロジェクトに対し、そこから必要な事項を選択的に応用して実行することとは、全く異なっていることなのです。
本セミナーでは、プロジェクトを成功させるために、普遍的な知識としてのBABOKに基づき、その体系的知識における位置づけを理解しながら、プロジェクトライフサイクルの中における最も重要な要求開発と要求マネジメントの局面における実務実行のヒントを、講義と演習を通したディスカッションにより身につけていきます。
この研修により、俯瞰的な“要求”に対する視野を身に着け、その中で最もプロジェクトに対するリスクになりやすい項目について重点的に学習することで、すぐにプロジェクトの現場で活用できるプロジェクトの企画や要件定義等を成功させるヒントを身につけることができます。
<内容>
1 イントロダクション
2 要求開発の本質
要求開発がなぜうまくいかないか、その本質は何であるかについて学習します。
<演習>要求の引き出し
3 要求開発の型
BABOKに基づいた要求開発全体のプロセスを学習します。
<演習>要求開発プロセス作成
(昼食)
4 要求開発・要求マネジメントの肝
プロジェクトを成功させるために、最も重要な要求の開発手法及びマネジメント手法の考え方について、事例や演習も交えながら具体的に学習します。特に、以下の内容について掘り下げていきます。
■エンタープライズアナリシス
プロジェクトの企画フェーズにおいて、ビジネス課題をとらえ、ソリューション方針を策定し、ビジネス効果を示していく活動を学習します。
■ステークホルダアナリシス
プロジェクトの要件定義を確実に行うために、如何に業務ユーザのビジネス課題を定義し、ソリューションの要求へと落とし込むかについて学習します。
■要求の引き出し
要求を確実に理解していくためには、要求開発のワークショップが実務上非常に有効な手法になります。その遂行における成功のポイントを学習します。
■要求及び要求開発のマネジメント
要求に変更はつきものです。プロジェクトの成功に大きな影響を及ぼす変更管理のプロセスや要求の管理の手法を学習します。また、要求開発活動を計画・管理していくマネジメントのポイントも学習します。
5 クロージング